食と暮らしの古本屋 eclipse plus

ほわっと優しい気持ちにさせてくれるケイト・グリーナウェイ嬢のイラストと共に、マザーグースの世界を楽しんでしまおう！というとっても素敵な趣向♪
３册シリーズの『マザーグースの絵本』です。

１册目は…
ケイト嬢の1881年の作品『MOTHER GOOSE』を原本とし、原詩とイラスト・訳詩が見開きで眺められるのが嬉しい［マザーグースの絵本］、
いくつ知っているかな？訳詩で楽しむ［マザーグースのベストテン　わたしが子どもであったころ］、
ヴァン・ダイン氏『僧正殺人事件』、エラリー・クイーン氏『生者と死者と』、そしてアガサ・クリスティー女史のたくさんの作品！と、ミステリの重要なモチーフとしてマザーグースが活用されている様を紹介した［マザーグース殺人事件（ミステリ）の犯人を探そう　誰がコック・ロビンを殺したの］、
…など、読みごたえたっぷり！

もちろん眺めても素敵♪
岸田理生さんの訳も、とってもリズム良く可愛いです。

２册目は…
ケイト嬢の1886年の作品『A APPLE PIE』を原本とし、オールカラーが美しいお茶目なアルファベット絵本［マザーグースの絵本］、
さみしい時、退屈な時、うれしい時…どんな詩を食べればいいの？マフィン、はちみつパン、プラム・ケーキ！美味しそうな食べ物がいっぱいな詩を集めた［マザーグースのレストラン］、
入江麻木さんが教えてくれるいろんなりんごのお菓子！そしてアップルパイの作り方［アップルパイができるまで］、
もちろんケイト嬢も含めた、19世紀後半に出版された子どもたちの為の本の周辺について教えてくれる［マザーグース・スランバーランド］、
…など、読みごたえたっぷり！

ちょっと食いしん坊さんにお薦め ( ! ) の美味しい１册となっていますよ♪

３册目は…
ケイト嬢の1885年の作品『ALPHABET』を原本として、なぞなぞになっているマザーグースが多く選ばれたかわいらしいアルファベット絵本［マザーグースの絵本］、
シーソー、目かくしおにごっこ、凧、しゃぼん玉、なわとびなど、子どもの遊びの紹介とその遊びを描いたイラスト・マザーグースが共に楽しめるキュートなコーナー［子どものころの思い出は］、
マザーグースクイズ、ぬり絵、動作を交えたり詩の続きを創り足したりして、マザーグースで遊ぶコーナー［たいくつな日曜日のためのマザーグース］、
マザーグースの残酷な魅力について語った［もうひとつのマザーグース マザーグースフリークランド］、
…など、読みごたえたっぷり！

遊び心もたっぷりの１册となっていますよ♪