食と暮らしの古本屋 eclipse plus

ひょっこり ひとつ、ふんわり ふたつ、みごとな みっつ…☆

11までの数字と、それぞれその最初の文字に同じ言葉を組み合わせたユニークなキャプションがとっても楽しい！眺めていると、ほんわかと和んでしまうかわいらしいカウンティング・ブックです。

それにしても11まで、絵に添えられたそのキャプションの楽しさといったら！
舞台は森のなか、女の子とたくさんの動物たちが登場して、それぞれの数字ごとに物語のあるシーンが見開きで楽しめるのですが、例えば、下でご紹介している（表紙に一部が使われている）ページをご覧になってみてください。
白い飛び石が、川を渡るのにちょうど良く５つ並んでいますよね♪こちらの絵に添えられたキャプションは「いいぐあいに いつつ」…この語感（ ! ）、思わずほくほくと楽しくなってしまいます！

こちらは、文・絵ともに佐々木マキさんが手掛けた絵本となっていて、もちろん絵もとっても素敵。佐々木マキさん独特の少し褪めた色合いの水彩で描かれていますが、いつもとは少し違ったにじみのある色の塗り方で、お話の和み感にぴったりの叙情的で優しい雰囲気が醸し出されています。また、それぞれのページで展開される物語、そして動物たちの表情には、笑いどころもたっぷりですので、どうぞお楽しみに♪

ちなみに、ラストの11は、動物たち勢揃いで、女の子の作ったオムレツを食べるシーンとなっていて、食いしん坊には余韻を残すところ（ ! ）。
とっても仲良しそうな女の子と動物たちにも、心和みます.:*・゜