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初出は、普及版こどものとも(1984.2)です。
出版社品切れ または絶版 となっています >2018年6月現在
スロバキア民話
ほりうちみちこ *再話
ほりうちせいいち *絵
福音館書店 / こどものとも年中向き
1984初版・1992.2刷 / 26×19 / 28p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜ef22-12 ]
おひさまが3日もでてこないので、ひよこたちは退屈…おひさまを見つけて空に“ひっぱりださなくちゃ”と、おべんとうを持って旅に出かけます。
途中で出逢ったかたつむりにかささぎを紹介してもらい、かささぎにはうさぎ、うさぎには…という具合で順番にかも、はりねずみにも出逢います。
そうして皆と一緒にどんどんおひさまに近づいていって…ひよことその一行はちゃんとお日さまに逢うことができるのでしょうか?
そして、おひさまが空を照らすことができなくなった理由とは??
とにかくまず、絵がとってもかわいらしいです。特に動物の描写!
ひよこなんて、もうほんとうにちょこちょことかわいらしい。ひよこは9羽いるのですが、みんなそれぞれ表情とか動作が違っていて、中にはおひさまを捜している途中で、おべんとうをつまんでいる食いしん坊の子もいたりして( ! )。
ひよこのおかあさんのめんどり、それからダンディーな黒うさぎ、凛々しい顔のかものおばさんなどなど、それぞれがとても丁寧にかわいく描かれています。
どのページもそれぞれ見どころがありますが、なんといっても圧巻なのは、最後の見開きのページ…無事おひさまが照って、明るい光の中の風景が描かれているところです。日の光の描写は、印象派の絵のように美しく明るく、また、よく見ると背景に、ひよこたちが旅をした道程と一緒に、おひさまを共に捜しに行った動物たちもきちんと描かれています!
細かいところまで、楽しめるようになっている遊び心が嬉しいですね。
最初のタイトルページと、ラストのページのひよこの家の窓から眺めた空の意匠も、お話にぴったりとなっていますので、どうぞお見逃しなく♪
ちなみにこのお話、以前にも「こどものとも28号」で絵本化されているとのこと、その際、画家は丸木俊子さん、再話は、堀内姓になる前の内田路子さんが担当されているとのことです。
2人の画家が手掛けた「でてきて おひさま」、眺め比べてみるのもまた楽しいかもしれませんね。
初出は、普及版こどものとも(1984.2)です。
出版社品切れ または絶版 となっています >2018年6月現在
「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪