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出版社品切れ または絶版 となっています >2018年6月現在
はじまり はじまり
荒井良二 *著
羽島一希 *装幀
ブロンズ新社 / 絵本ミュージアム
1994.1 初版 / 19×26.5 / 31p
ハードカバー
[ 商品番号 Ｎ゜ef21-19 ]
始まりの見返しページは紺一色…
そして「夜です くらやみから はじまり はじまりが やってきました」というモノローグと共に、夜の空とその空中をぷかぷかと浮きながらやってくる舞台が描かれていて、それから初めて、表題のページが現れて……
何が起こるんだろう？と、とってもわくわくする、不思議な始まり方です。
“はじまり はじまり”は、「はじまり はじまりい」といって、幕を上げます。
すると舞台に居るのは、上手にマンドリンをひいている“ぼく”や、スイスイ泳いでいる“ぼく”、いつもつながれている犬をはなしてやる“ぼく”…！
“はじまり はじまり”は、きっと夜にみんながみる「夢」なのですね。
とてもユニークで楽しい発想は、荒井良二さんならでは！
何回も幕が上がり、やがて“はじまり はじまり”は「これで おしまい おしまい」といって、遠くへ行きます…そして訪れる“きもちのいい朝”！
終わりの見返しページにかけて、明るく優しいレモン色になっていくのが、とってもすがすがしく爽快で、始まりの濃い紺色との対比もきれい.:*・゜
読後とても気持ちが良いので、眠る前に、今日あった（なるべくなら）良い出来事を思い出したり、明日起こるかもしれない良い事をイメージしながら.:*・゜
ゆっくり、ゆっくり、ページを辿って読みたい、そんな１册となっています.:*・゜
