食と暮らしの古本屋 eclipse plus

ユックリは森に住んでいる男の子、歌が上手でアコーディオンが弾けます。
ジョジョニは町に住んでいる女の子、ダンスが得意です。

ある日のこと、ユックリとジョジョニはアコーディオンとダンスに夢中になって、外へ…そして、“ふと気がつくと　いっしょに　おどっていました”。

ドキドキ ドキドキ……。
いつのまにか来ていた知らない町で、心に響くのは高鳴る心臓の音と、お互いの名前.:*・゜ ふたりはお互いをなんとなく意識しながらもやがて辺りは暗くなり、それぞれの家路へつきます。

（また　会えるかな　会えるといいな…）

ユックリは歌が、ジョジョニはダンスが少し上手になったような気がして、幸せな気分。
そしてまた、“ゆっくりとじょじょに”明日がやってきます。

赤・黄・緑の鮮やかな色彩がなんとも楽しげで、デフォルメされ躍動感が感じられるイラストからは、心浮き立つような音楽が聞こえてくるよう♪

そして、今日という日を、未来への希望をふんわりと心に宿して、満足して終える事ができたふたりのお話は、とっても幸せな余韻を残して消えません.:*・゜
ちょっと幸せなことがあった日、眠る前に読みたい、荒井良二さんの初めての絵本です♪