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出版社品切れ または絶版 となっています >2018年5月現在
天使のパヴァーヌ
沢渡朔 *フォト
舟崎克彦 *テキスト
宇野亜喜良 *ペインティング
伊藤五郎 *ヘア・メイク
高瀬敏 *スタイリスト
白泉社
平成4年12月初版 / 31.5×23.5 / 32p
ハードカバー
[ 商品番号 Ｎ゜ef19-p-1 ]
沢渡朔さんにより撮られたセピア色の写真が、宇野亜喜良さんによりペインティングを施され、舟崎克彦さんにより物語として紡ぎだされる…そんな豪華なコラボレーションが堪能できる写真絵本です。
物語は、語り手である画家が、道路に眠るように横たわった天使に出逢ったことから始まります。
翼を傷めたらしい天使は、それでもなんとか天に戻ろうと、街をさまよい方法を探しますが…。
1990年代の東京で撮影された写真は、確かに東京のはずで、現代に生きる私たちには見慣れた風景ばかりなのに、まるでノスタルジックな異次元のように見えます。
でも、天使を助けようとして見守る画家の思いとは裏腹に、自力で天に戻ろうとする天使はとても強くて、その強い心と華奢な姿とのアンバランスさが、現代と天使というアンバランスさと相まって、ページを辿るごとに、不思議な読み心地・眺め心地をもたらします。
沢渡朔さんの写真、宇野亜喜良さんのペインティングも素晴らしく、また、ラストもエスプリが効いていて洒落ています。
天使役のモデルさんも美しいです。
どうぞご堪能ください.:*・゜
