ふわふわ

ふわふわ

村上春樹 *文
安西水丸 *絵
講談社
1998.6 初版 / 22×18.5 / 28p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜ef14-7 ]

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“ぼくは世界じゅうのたいていの猫が好きだけれど、この地上に生きているあらゆる種類の猫たちのなかで、年老いたおおきな雌猫がいちばん好きだ。” という文章で始まるエッセイ風の絵本です。

‘まだちいさな子どもであるぼく’が、年老いた猫と過ごした愛しい時間…その思い出が、触感や視覚、匂いや音など、微かだけれど不思議としっかり覚えている感覚的な記憶をたぐりよせるように、村上春樹さんならではの謎めいた比喩が用いられつつ、1つずつ確かめるように描かれています。

思い出を辿っているあいだの文章がずっと現在形で描写されているところが、思い出がとても繊細な緊張感と共に時空をたゆとっているようで素敵.:*・゜

たぐりよせる断片的な記憶は、時に映像的で、心地良いうねりをたたえながらそっとやってきます。

こういう感じは、その記憶の対象は違っても多分誰にでもあって、だからすごく共感できるし、美しい時間を共有しているような幸せな懐かしげな気持ちになります。文章も、哲学的で美しいので、じっくりゆったり味わいたい感じ.:*・゜

村上春樹さんとは「村上朝日堂」シリーズなどでもうおなじみの安西水丸さんによる、ふわふわ猫と静物のオブジェが描かれたイラストも神秘的な静けさを漂わせていて、とってもお話に合っていて素敵です…☆

Information

2001年に講談社文庫より文庫版が上梓され、ただいま流通中です >2018年6月現在

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