食と暮らしの古本屋 eclipse plus

秋のある晴れた日曜日、窓の外に拡がる水色の空に誘われ、少女と黒猫のミュウがお散歩に出掛けます。

羊たちが草を食む音が嬉しそうに楽しそうに聴こえ、道端の野の花を摘んだり、りんご園でりんごを収穫したり、読書をしたり、ミュウと遊んだり...♪

そして、深い森から少女の好きな花の香りがしたので、ミュウはどんどん森の奥へ！
「こんな深い森の中にも お花は咲いているの？」と想いながら、ミュウを追う少女…すると、花とブランコが愉しめる素敵な場所を発見します.:*・゜

帯に“少女とミュウはあんりワールドに住んでいる。そこは、時や風がモデラートで流れています。”と紹介されている通り、とても穏やかで静かで、優しい光に包まれた世界が描かれた遠藤あんりさんによる初めての絵本です♪

想いや願いが優しい光に包まれ、心静かに暮らす少女とミュウ...深い森の奥にお花が咲くように、心の奥にも光を届けて、大切な想いや願いを光で包みながら暮らすことができたら素敵ですね。
クリスチャンの方なら、聖霊と共に在ることを描いた絵本のように感じるかもしれません♪

イラストもとても素敵で、やわらかくけぶるような草や木々、アメリカンカントリーテイストのお部屋、ちいさき者としてちょこんと描かれたミュウ...全てが、優しいまなざしで、繊細に描かれていますよ。

どうぞご堪能ください.:*・゜