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万葉のうた フラワーデラックス２
大島弓子 *著
小学館
昭和53年10月初版 / 30×21 / 72p
ソフトカバー
[ 商品番号 Ｎ゜ef1-4 ]
持統天皇の詠んだ～春過ぎて 夏来るらし 白妙の 衣ほしたり 天の香具山～をモチーフにした『あまのかぐやま』などの作品も描かれている大島弓子さんが、“まんがをかきはじめたころに読んだ本の中に、引用されていた歌をよんでから”惹かれてらっしゃったという万葉集の世界.:*・゜
その世界がイメージ豊かに表現された大島弓子さんによるイラスト集です。
まず、巻頭のデラックスポスターから始まり、選び抜かれた32首を大島弓子さんがイメージ豊かにイラスト化！カラーの美しさは言うに及ばず、万葉歌とイラストのコラボレーションの斬新さは、大島さんの内に芽生えた万葉の世界への憧れの強さそのものが伝わってくるような、清冽な印象.:*・゜
他、「万葉の里 あ・ら・かると」として、万葉の歌をふりかえりつつ、‘大和三山’‘くさまくら’‘あかね’‘せり・なずな’‘飛鳥京’‘防人’などのキーワードごとに当時の自然や人びとの生活などを紹介したコーナーや、「万葉の里イラストマップ」、「ユーミンが好きな万葉のうた」（大島弓子さんにより厳選された46首が解説付きで紹介、ちなみに‘ユーミンからひとこと’として、～全巻を読み通したのは、実は、今度がはじめてなんです。でも読み終えて、“いいなあ”と、ホントにため息の出る思いでした。ここにあげた四十六首は、その中でも、特に気に入った歌です。その歌に流れることばのリズムの美しさにたいへん魅かれました。それともうひとつ、わたしがまんが家だからでしょうか、その歌に表れた心情が、一枚の絵となってフッと浮かんでくる…そんな歌も選んでみました。～こんな言葉が添えられていますよ） etc...。
大島弓子さんの万葉歌への思い入れに特に心惹かれ、万葉集の世界に心遊ばせることができる素敵なイラスト集となっています.:*・゜
