あめが ふるとき ちょうちょうは どこへ

あめが ふるとき ちょうちょうは どこへ

メイ・ゲアリック *文
レナード・ワイスガード *絵
岡部うた子 *訳
金の星社
1974初版・1992.27刷 / 25×19 / 32p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜e1-2-11 ]

shopへ行く

あめ, あめ, あめ, あめ。
あめが ふるとき,
ちょうちょうは,
どこへ いくのかしら。

もぐらや
みつばち,
きに とまっている ことりも,
みんな,
あめが ふるとき,
どこへ いくのかしら。

この絵本は こんな女の子のかわいらしいつぶやきから始まります。
そして、女の子は、雨が降り出した時のいろいろな生き物たちの過ごし方に想いを巡らせ続けます…猫は?へびは?バッタは?うさぎは?めうしは?あひるは?ちいさな魚たちは?亀は??

それにしても 本当に薄い“やさしい”羽根をしたちょうちょうは、雨が降る時どうしているのでしょう?羽根がぬれたら飛べないでしょうに…。

…答えがある絵本ではありません。
でも、優しさと、それからかわいらしいユーモアに溢れた女の子のモノローグに惹き込まれ、眺めているとなんだか楽しい気分になってきます。
考えて、あれこれ想像を巡らすことの楽しさ! そう、それさえあれば、雨の日も、時に雨続きで もう一生晴れの日なんて来ないように思えてしまう人生のひとコマだって( ! )、つまらなく悲観することなんてないのかも。

紺とブルーグレイのモノクロで描かれた端正なイラストには、雨の日の空気感が漂っていて、まるで雨音まで聴こえてきそう.:*・゜
また、ほんの時折、みつばちや猫の目、ちょうちょうがいそうな予感( ! )などイラストの一部分が、黄色で着色されていて、とても洒落ています。そういえば、一年で最初に見かけたちょうちょうが黄色だったらその年は幸運というジンクスもありましたっけ♪

どうぞご堪能ください.:*・゜

Information

ただいま流通中です >2018年5月現在

Menu

食 food
暮らし life
エトセトラ etc
料理、食にまつわる雑誌バックナンバー 暮らしの雑誌バックナンバー 特集の本棚index 著者別本棚index
お家で眠っている本たちお譲りください ご連絡のとれないお客さまへ
    

Blog

ブログ「Proof of the pudding」へ

「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪

続きを読む