食と暮らしの古本屋 eclipse plus

ヨーロッパ、アジア、中東、アメリカ大陸……世界各国の祝祭日と、その日に特別に作られるお菓子が紹介された１册です。

宗教的・文化的な背景と共に、その日の人々の過ごし方をスケッチしたような文章、そして、シンプルながらレシピ付きで、レイアウトのきれいな写真を楽しむことができます。

初めて知るお菓子もたくさんありますが、ガレット・デ・ロア、シュトーレンなど、最近では日本でも、季節の風物詩として定着してきているものもちらほら…。ちなみに、日本の代表としては、えくぼ饅頭、ちんびん、千歳飴、雛あられなどがお目見えしています。

他、世界各国に暮らす16人に聞く「思い出のお菓子」インタビューなんかもあって素敵です。 お祝いの日に時間をかけて用意されるご馳走は、なににも増して今日は特別な日なんだという気持ちを盛り上げてくれて、子どもの頃の幸せの記憶と結びついているのは、ほんとうに幸せなことですね.:*・゜ 世界は限りなく広いけれど、幸せに感じることってみんな同じだな～と、嬉しくなってしまう…甘党なら、なおさらです♪

きちんとお勉強も兼ねていろいろに楽しめる、晴れやかで楽しげで、ちょっぴり敬虔な気持ちになる１册となっていますよ。