食と暮らしの古本屋 eclipse plus

アンティークボタンを中心に、ヴィンテージアイテムや オリジナルアイテムも販売されている「 CO-（コー） 」小坂直子さんが、938個の 素敵なアンティークボタンを紹介… 細部まで堪能できる美しい写真と共に、その魅力を語ってくれました♪

紹介されているアンティークボタンは、イギリス、フランス、ドイツ、ハンガリー、オーストリア etc...で蒐められた 19世紀の終わりから1960年代頃までのものが中心とのことで、[ プラスティック / ガラス / 自然素材 / メタル / その他 ] と素材別にカテゴリー分けされ紹介されています。

素材のお話や技法、歴史、コレクターの間での通称 etc... 丁寧に解説が添えられ、愉しみどころを伝えてくれていて、小さなボタンの奥深い世界に惹き込まれる読み心地.:*・゜目にも愉しい写真もたっぷり楽しめます！

• 紹介されているアンティークボタンは、例えば…
• 形もそのままを映した写実ボタン（リアリスティックス/グーフィーズ）、
• 丸型に絵が描かれた「ピクチャーボタン」、
• 戦後1946年から1年間だけ製造された「アーティッドボタン」、
• 時を経たベイクライトの独特の色合いが美しい「アップルジュースカラー」、
• デザイナーのリア・スタンさんによる万華鏡のようなボタン、
• アール・デコ様式のボタン、
• 石版刷りのイラストがはめ込まれブローチのように凝った「リトグラフボタン」、
• イミテーションの宝石があしらわれた豪華なボタン、
• ギネス社がノベルティとしてパブの経営者に配っていたというボタン、
• 小さな小さなボタン「ディミニュティブス」、
• 光を通さない不透明ガラスボタン「オペイクグラス」、
• 子ども服用のかわいらしいボタン、
• アール・ヌーボー様式の優雅なデザインのボタン「グラス・ビクトリアンズ」、
• 厳かで芸術性の高いデザインが愉しめるビミニ社のボタン、
• ヴィクトリア女王が喪に服していた頃流行っていたという黒いジェットのボタン、
• ボヘミアンガラスのボタン、
• 木のボタン、
• 貝ボタン、
• 南米のタグア椰子の実から作られたボタン「コロゾナット」、
• 水牛やバッファローなど動物の角で作られた「ホーンボタン」、
• さまざまな職業の制服につけられていた「ユニフォームボタン」、
• イギリスの銀製ボタン、
• 女優サラ・ベルナール嬢をモデルにしたボタン、
• エナメル（七宝）のボタン、
• 陶器製のボタン、
• ビーズのボタン、
• ファブリックのボタン　etc...♪

巻末では、「ボタンの歴史」も愉しめ、ボタンに使われている素材の解説、ボタンの裏側のシャンクのバリエーションなども紹介されています。
どうぞご堪能ください.:*・゜