食と暮らしの古本屋 eclipse plus

グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』の世界を、ドイツの作家ハンネロア・ウェゲナーさんがお人形で再現してくれた写真絵本です！

ヘンゼルとグレーテルが暮らすお家、ちいさなおもちゃやお花が生けられた花瓶、かわいらしいトールペインティングが施された家具、猫や小鳥、りすなどの動物たち、火が灯された本物の小さな小さなロウソク...素朴だけれど、楽しみながら、愛情を込めて創られたんだろうなあと思わず想像してしまうお人形や小物たちが、なんともいえず良い味を出して、おなじみの童話の世界を彩っています。

そしてやはり圧巻は、子どもの夢と憧れそのものなお菓子の家！
もちろん、本物のジンジャーブレッドで作られたヘクセンハウス（レープクーヘンハウス）となっていて、可愛らしい装飾が屋根や壁一面に施されています♪
ヘンゼルが屋根から小さなプレッツェルを取って食べているシーンなどもあり、じっくり眺めてしまうこと請け合い！
よく見ると、ガラス窓が緩衝材のプチプチだったり、煙がふわふわの綿だったりするのはご愛嬌ですが、その素朴さがまた良い感じです。

扉ページのタイトルも、アイシングを施された可愛らしいクッキーでデザインされていて、ページ内にもちょこちょことアイシングクッキーが登場していたりしますので、どうぞお楽しみに♪

また、「wie ihr ein pfefferkuchenhauschen und gebildbrot backen konnt」というタイトルで、お菓子の家の作り方とクリスマスツリーの飾りパンの作り方が紹介されている8ページの冊子も付いています。
3種類のお菓子の家、お菓子の家に付けるお人形のアイシングクッキーのアップ、動物たちのアイシングクッキー、いろいろなモチーフの飾りパンなどの写真が愉しめますよ♪（分量らしき表記があるのでレシピも掲載されているようですが、工程写真などはありません）

どうぞご堪能ください.：*・゜