チェシャ猫はどこへ行ったか ルイス・キャロルの写真術

チェシャ猫はどこへ行ったか ルイス・キャロルの写真術

桑原茂夫 *著
河出書房新社
1996.4 初版 / 19.5×13 / 190p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜ef5-7 ]

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Alice の2つの物語『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』が誕生したのは、まだ発明されて間もない写真術に、ルイス・キャロル氏が熱中・没頭していた時期と重なります。
また、当時は写真のみならず、望遠鏡、顕微鏡など対象の像が伸び縮みする光学装置の進歩や、後に映画への道しるべとなる連続画で楽しむ各種遊具など、ビジュアル系の技術が飛躍的に発達した、いわば“ビジュアル革命”の時代!

Alice は、『不思議~』の中で、つぶやきます。
“前におとぎ話を読んでいたときは、そこに出てくるようなことは、ほんとうは起こらないにきまってると思っていたの。ところが、どう、いまのわたしは、そのまっただなかにいるじゃない!”

…このAlice のつぶやきは、そのままルイス・キャロル氏のつぶやきだったのではないか?
そんな視点で、Alice を読み直してみると、お話の中には、キャロル氏が“ヴィジュアル革命”から受けた刺激がいっぱい☆

こちらは、『不思議~』『鏡~』― 2つのお話を振り返りながら、当時の写真術を含むヴィジュアル革命の全体像を浮かび上がらせ、キャロル氏と Alice の物語のエピソードに独自の視点で迫ったユニークな1册です。

「DRINK ME」の瓶、Nobody と露光時間、白薔薇と写真の人工着色…!
写真術という切り口を得て、Alice を読み解く著者の楽しい発見は、なるほどと感心しきり☆

また、写真術自体についても、カメラ以前の“カメラ・オブスクラ”の紹介、ダゲレオタイプの“銀板写真”の紹介、もちろん、キャロル氏が実際に普段どのように写真術を扱っていたかの紹介など多岐に渡ります。

写真術のバリエーションも多数紹介されていて、マイクロフォトグラフやマルチフォト、連続写真、立体写真、パノラマ写真術など多様な展開を見てとれます。

キャロル氏の撮影した実際の写真についても充実!
著名人の肖像、少女の写真などがカテゴリーに分けて紹介されていて、著者の感想・考察を含む注が詳しいですよ♪

巻末には、社会的文化的背景と共に紹介された写真周辺を中心としたキャロル氏の年表も!
写真をめぐる桑原氏の冒険!といった感じも漂う1册、どうぞお楽しみに☆

Information

出版社品切れ または絶版 となっています >2018年6月現在

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