食と暮らしの古本屋 eclipse plus

いつもの古本屋さん巡りで出逢ったこちらの本…
タイトルの『不思議の国～』に惹かれ、手に取ってよく見ると、『不思議の国でアリマス』…アリスの関連本 ? でしょうか。

表紙はなんともファンシーな感じ♪
キキララのララちゃんみたいな女の子が飛行機に乗っている絵柄です。

裏の説明を読んでみると…
“うららかな春の昼下がり。とんでる少女は、自転車に乗ったウシとお友だちになったのでアリマス。 そうして、少女が入り込んだのは、これまで見たこともなかった不思議な不思議な世界でアリマシタ。 ルック・キャンノットが軽～いタッチで描く素敵なメルヘン。 少女からオトナまで、世界中の女性に愛され続けている、あまりにも有名な物語なのでアリマス。”とのこと。

やはりこれは、Alice のパロディ本だな！と思い、ぱらぱらページをめくってみると、なんと！中はただのメモ帳！！

？？？
それこそ不思議な気分でよ～く本を見てみると、まず発行元は「三菱文庫」で　非売品とあります。そして、表紙見返し袖には郷ひろみ氏がペンを持ってキメている写真が…。

どうやらこの本は、EXCEED というボールペンの販促おまけだったようです。
郷氏の服装からすると、1980年代くらいのものでしょうか！

それにしても、著者の名前がなによりチャーミングですね♪ ルック・キャンノット（can not look＝見ることができない）だなんて！
確かに本の中身はメモ帳で、お話を見ることができないので、この著者の名前はごく的を得ています（ ! ）。 ルイス・キャロル氏の名前の最初の文字 ‘ル・キャ’を合わせているところも楽しい♪
この企画を考えた人は、かなりユーモラスなセンスの持ち主ですね♪

少し変わったコレクションとして、どうぞお愉しみください♪