ダリ 愛の宝飾 妻ガラに捧げる
ミナミ美術館
1986 / 28×23 / 112p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜ef2-ar-1 ]
サルヴァドール・ダリ氏が手掛けた「宝石彫刻37点、原画素描24点」(オーエン・チータム財団が一括所有する全コレクション)に、油彩1点(表紙にも使われている「ポルト・リガトの聖母」)を併せ展観された「ダリ 愛の宝飾 妻ガラに捧げる」展の図録です。
宝石彫刻作品には、氏による詩のような文章、そして(あるものには)その素描が添えられています。
“キリストの愛”をモチーフとした「小枝の十字架」「アクアマリンの聖母」「復活」etc...
植物をモチーフとした「生きている花」「葉脈の手」「幻覚の花」「不死の葡萄」etc...
人体のパーツをモチーフとした「蜂の巣の心臓」「ルビーの唇」「王家の心臓」etc...
神話をモチーフとした「トリスタンとイゾルデ」「ダフネとアポロ」「ダフネ」etc...
文芸作品をモチーフとした「オフェリア」、
哲学的な命題をモチーフとした「時間の眼」「記憶の固執」「宇宙象」「イルカと人魚」etc...
ルードヴィヒ2世に捧げられた「白鳥の湖」など、いずれも、眺めていると、さまざまな想いを誘発させられるような、不思議なエネルギーに満ちたコレクションです.:*・゜
また、「特別寄稿」として、ロベール・デシャルヌ氏による「ダリの輝かしい統一性」、池田満寿夫氏による「ダリはガラ・サルヴァドール・ダリと名乗った。」という文章が別紙(付録)で愉しめます♪
どうぞご堪能ください.:*・゜
- 目次
- 序文 A・ハイアット・メイアー(英文併記)
- ダリの守護神 20世紀の天才をふるいたたせた女性 ハビエル・トゥセール
- 最後の訪問 ルイス・レベンガ
- ダリの古典的・神話的な世界 岡田隆彦
- 神話化されたダリの宝石 岡田隆彦
- 宝石彫刻の制作とその背景
- 宝石彫刻についてのコメント サルヴァトール・ダリ(英文併記)
- 油彩
- 宝石彫刻
- 作品リスト
- 年譜