色鍋島展 パリ展帰国記念 LES CADEAUX AU SHOGUN
今泉今右衛門 * 矢部良明 * 鈴木由紀夫 *監修
朝日新聞社
1997 / 26×21.5 / 261p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜ef2-9-9 ]
色鍋島は、17世紀から 19世紀にかけ、佐賀・鍋島藩の 山中懐深い大川内において、藩直営の藩窯で制作された特別な磁器…
中国の官窯に倣ったという分業体制で、最高の技術者、職人により その独創性と完璧な美が追求され、その用途も幕府や大名、公家に対する献上品や城中食器に限られていたと伝えられています。
茶道具を創らなかったことから、美術品としての発見が浮世絵のように外国からの評価を待つという 歴史の憂き目に遭いながらも、 その高貴な美意識に裏打ちされた完璧な美しさ、意匠の素晴らしさ、希少性は、今なお観る者を別世界へと誘うような美を漂わせています.:*・゜
こちらは、そんな色鍋島の名品 154点が 一堂に会した展覧会「色鍋島展」の図録… パリ展の帰国記念展として展観されたもので、図録に全てフランス語が併記されているところが珍しい1册です。
香合や香炉、大壺、印材などの「袋物」、多彩な意匠で素晴らしい見応えの尺皿や、七寸皿、五寸皿、ユニークな変形皿、猪口 etc...!
どうぞご堪能ください.:*・゜
- 目次
- ご挨拶
- 「色鍋島展」によせて / 十三代今泉今右衛門
- 日本の美を象徴する色鍋島 / 矢部良明
- 鍋島家の所領、佐賀藩 / フランシーヌ・エライユ
- ジャンル解説 / 鈴木由紀夫 尺皿、七寸皿、五寸皿、皿以外の鍋島
- 図版
- 序章
- 第一章 鍋島焼の袋物
- 第二章 鍋島焼の尺皿
- 第三章 鍋島焼の七寸皿
- 第四章 鍋島焼の五寸皿
- 第五章 鍋島焼の変形皿
- 第六章 鍋島焼の猪口
- 鍋島焼の技法
- 主要作品解説
- 鍋島藩窯関連年表
- 参考文献
- 作品一覧
- ☆全ての文章にフランス語併記
- 展覧会の巡回
- 三越エトワール(パリ)→日本橋三越本店→名古屋三越→福岡三越