ジャポニスムのテーブルウェア 西洋の食卓を彩った“日本”

ジャポニスムのテーブルウェア 西洋の食卓を彩った“日本”

岡部昌幸 *監修
クニエダヤスエ *テーブルコーディネート監修
武藤里花 *フラワーアレンジメント
産経新聞大阪本社
2007 初版 / 29.5×22.5 / 163p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜ef2-9-8 ]

sorry... sold out

1859年の開国によって“発見”された日本の美術は、とりわけ19世紀末~20世紀初めに欧米の芸術家たちを刺激し、「ジャポニスム」と呼ばれることになる多くの新しい芸術作品が生み出されました。

こちらは、“日常生活のなかで実際に使われたジャポニスム作品”というユニークな観点で蒐められた、ニューヨーク在住の実業家デイヴィー夫妻によるプライヴェート・コレクション約210点を紹介した展覧会「ジャポニスムのテーブルウェア―西洋の食卓を彩った“日本”―」の図録。
テーブルウエアを中心に、当時の人々の暮らしを彩った華麗な装飾美術に「日本への憧憬」を観ることができます。

紹介されているのは、カップ&ソーサーやティーセット、ナプキンホルダーやカトラリー、ディナーセット、トレイ、水差し、花瓶、ブックエンド、傘立、ドアノブ、ガーデン用腰掛、タイル etc...

ひたすらに雅で繊細で美しい作品はもちろん、北斎漫画が描かれたケーキプレートや 芭蕉の句入りの花瓶など日本文化への深い興味が伺える作品、仏像レリーフのブックエンドや 団扇形バター皿などキッチュにさえ見えるユニークな作品などもあり愉しいところ♪

紹介されている作品たちの主な工房は下記にご紹介していますが、ミントンやロイヤル・ウースター、ロイヤル・コペンハーゲンの陶磁器、ティファニーやゴーハムの銀器、エミール・ガレのガラスウエアなどが充実しています。
他、下記にはありませんが、バカラやリモージュ、ルネ・ラリックの作品も愉しむことができ、“名もない小さな工房で制作され今日まで大事に受け継がれてきた逸品”も数多く観ることができますよ。
どうぞごゆっくりご堪能ください.:*・゜

  • 目次
  • ごあいさつ
  • 展覧会に寄せて ミヨコ・ウンノ・デイヴィー、ジョン・パトリック・デイヴィー
  • ジャポニスムのテーブルウエア 19世紀末、欧米の食卓を彩った日本の美意識 岡部昌幸
  • 図版
    • ジャポニスムの時代とテーブルウエア
    • ジャパネスク・ダイニング ジャポニスムの華麗なる晩餐
    • ティータイム 紅茶文化とジャポニスム
    • ジャポニスムのデザイナーたち
    • ジャパネスク・リビング くらしのなかのジャポニスム
  • 紅茶文化とジャポニスムのティーウエア 福永知代
  • 主な製造所・工房、作家について 岡部昌幸 編  
    • イギリスの製造所・工房
      • ミントン社、ロイヤル・ウースター社、ドルトン社、ウェッジウッド社、グリンドレー社、ブラウンフィールド、コープランド社、コールポート社、クラウン・デヴォン・フィールディング社、ホールドクロフト社、エルキントン社
    • アイルランドの製造所・工房
      • ベリーク社
    • アメリカの製造所・工房
      • ゴーハム社、ウォーレス・シルバースミス社
    • デンマークの製造所・工房  
      • ロイヤル・コペンハーゲン社、ビング&グロンダール社
    • チェコの製造所・工房
      • モーゼル社
    • ☆ティファニー商会、ティファニー・スタジオ、マイセン窯、KPM、T&V社については、主要作品解説に詳しいです。
  • 主要作品解説
  • 出品作品リスト
  • ジャポニスムのテーブルウエア関連主要参考文献 岡部昌幸 *編
  • ☆全ての文章に英文併記
  • 展覧会の巡回
    • 松下電工 汐留ミュージアム⇒静岡アートギャラリー⇒滋賀県立陶芸の森 陶芸館

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