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出版社品切れ または絶版 となっています >2020年5月現在
「ペーパームーン」は、70年代、新書館より季刊で発行されていた雑誌です…今どきの雑誌でいうと、どんな雑誌に例えれば良いのでしょうか。
基本的に女の子向けの雑誌なので、もちろんおしゃれや雑貨のページもありますが、読み物がとにかく充実していて、イラストも古今東西バラエティに富み、とても質が高く豪華な内容です。
美しいイラストや絵画、良い本や音楽が、同じような価値感を共有することが一番の目的のように紹介されていて、まるで良い意味でミニコミのようなあったかい手づくり感が感じられます。
そしてなにより一番の魅力は日常でありながらそれを超えたような、とても奥深いもう1つの世界を、読者の少女・あるいは少年にそっと教えてくれているようなところ。ページをめくるたびにどんどん内面的な世界が拡がっていくような気持ちを味わえる、そんな雑誌なのです。
連載としてはまず、寺山修司さん作、上野紀子さんイラストの「赤糸で縫いとじられた物語」、少女写真、スケッチ、イラストなど図版も豪華な高橋康也さんによるルイス・キャロル氏関連のもの、落合恵子さんのエッセイやインタビュー、林静一さんがウィンザー・マッケイ氏の『夢の国のリトル・ニモ』の少女版をイメージして描いたという「憂鬱なモモ子」、饗庭孝男氏が名画などを重厚に語る「わたしの美術館」、伊東杏里さんのおしゃれで愉快なおはなし「あんりとぱうろの小さな喫茶店」、入江麻木さんの「お菓子の時間」、寺山修司さんが編集した紙面上の舞踏会「ガラスの城」、小椋佳さんの詩、おしゃれや本やコミックなどいろんな情報がつめこまれた「ペーパームーン新聞」などがあります。
他、岸田衿子さんや立原えりかさんの「お菓子のメルヘン」、海外小説、梅田晴夫氏の「宝石博物館」、味戸ケイコさんの絵、可愛いものを紹介する「想い出の少女絵倶楽部」、萩尾望都さんの「魔女日記」、豆本創りなど読者のユニークな趣味を紹介する「鏡の部屋から」、タカラジェンヌへのインタビュー、さだまさしさんのミュージシャン評、澤野久雄氏の旅行エッセイ、岸田理生さんのめるへんとらべる、萩原朔美氏のエッセイ、etc... とても全てはお伝えできない充実ぶりです。
下記で、なるべく詳しく辿っていくことができればとは思いますが、とにかく盛りだくさんですので、ぜひお手にとってご覧になってみてくださいね(ご紹介の方、箇条書きの方がご覧いただきやすかったかもしれません…。また入荷しましたら、箇条書きバージョンもご案内できればと思います)。
また、同じく新書館より上梓された「フォアレディースシリーズ」は、後にこの雑誌に連載されたものが単行本化される形で多く号を重ねていますので、その辺りもどうぞ関連でお愉しみください♪
では、ごゆっくりどうぞ…☆
新書館
昭和51年3月初版 / 30×21 / 88p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜ef11-1 ]
宇野亜喜良さんの表紙イラストが嬉しい「ペーパームーン」創刊号です。
連載として、まず巻頭は「赤糸で縫いとじられた物語」、「ルイス・キャロル詩集」は、キャロル氏のスケッチ、少女写真、アーサー・ラッカム氏の挿し絵などビジュアルも豪華!、ペーパームーンインタビューは、映画「男と女」での “いくぶんけだるいスキャット”でもおなじみのフランシス・レイ氏、「わたしの美術館」はロダンの別離について、宇野亜喜良さんイラストの「あんりとぱうろの小さな喫茶店」は~お引越の巻~、ペーパームーン新聞は、本の紹介や“お月さまに関するナイショ話”、ケイト・グリナウェイ嬢の絵と詩、岸田理生さんの「不思議商会」など雑学満載!
「お菓子の時間」は“トレビアンな午後四時のクッキーデイト”となっています。落合恵子さんのインタビューは「動物園物語」、「憂鬱なモモ子」はカラーのセンスも良い感じ♪
他、「お菓子のメルヘン」は岸田衿子さん作~ドーナッツ城の宴(イラストは飯野和好氏)、「少女小説名作リヴァイヴァル」として、横山美智子さん『花と風の記』ダイジェストが林静一氏のシルエット絵で、「魔女と人形師の日記」として、萩尾望都さんと四谷シモン氏の創作哲学、「まぼろし音楽会」ではなんと中井英夫氏が寄稿!、「宝石博物館」ではアメシスト、海外小説は、アーウィン・ショウ氏の『ストロベリー・アイスクリーム・ソーダ』、旅行記は「函館からの手紙」、須永朝彦氏の‘吸血鬼小説について’など。
また、雑誌にはつきものの星占いのページだって、運勢に合わせて推薦図書が紹介してあったりと遊び心いっぱいです!
新書館
昭和51年6月初版 / 30×21 / 96p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜ef11-2 ]
この号からNO.10まで、佐藤憲吉氏(宇野亜喜良さんと共にこの雑誌のアートディレクトを担当)のイラストが表紙となり、特集形式でのお目見えです。
まず特集として「海の詩集」~レイモン・ラディゲ氏、ジャン・コクトー氏の詩を沢渡朔さんの写真、R・スチーブンソン氏の詩を宇野亜喜良さんの絵などで楽しめたり、“不眠症の猫がつくった”「海の小辞典」等もあります。
そして連載として、「赤糸で縫いとじられた物語」、ルイス・キャロル詩集、「憂鬱なモモ子」、ペーパームーンインタビューには、聡明できれいなパリジェンヌである女優クローディーヌ・オージェ嬢が登場、「お菓子の時間」は“女の子二人のヒミツっぽいお菓子”ふわふわババロア、落合恵子さんのインタビューはぶどう園へ、「あんりとぱうろ~」はレコードを教えての巻、「わたしの美術館」はワットーの〈シテール島への船出〉、ペーパームーン新聞では、萩尾望都さんと伊東杏里さんが『ポーの一族』について対談していたりします(須永朝彦氏の『ポーの一族』作品分析も)。
そして、この号から始まったのが、寺山修司さんが編集した紙面上の舞踏会「ガラスの城」というコーナー…寺山氏お気に入りの絵本や、少女向け玩具の骨董品の紹介、‘少女のためのまじない百科’、フォアレディースシリーズ「あなたの詩集」に載る予定の読者の詩のコーナーなど、ミニコミのようなとても楽しいページです☆
旅行記は「オスロからの手紙」~山城隆一氏の猫コラージュもかわいいですし、北欧の写真も美しい!、「お菓子のメルヘン」は立原えりかさん作~しあわせなシャーベット、「宝石博物館」はエメラルド、海外小説は20年代アメリカンメロドラマ*デイモン・ラニアン氏『世界一のお尋ね者』、‘ニューヨークへ愛をこめて’という小特集では、J・アップダイク氏による詩、セントラルパークにあるアリスの銅像についての上野紀子さんのレポート、etc... 充実の内容となっていますよ♪
新書館
昭和51年9月初版 / 30×21 / 96p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜ef11-3 ]
特集は「愛うらない」。
キャロル氏のアルファベット暗号、近い将来や彼の性質を占うトランプ占いは味戸ケイコさんの絵で、“不眠症の猫がつくった”「うらない小辞典」は、林静一さんのイラストで楽しめます。
そして連載として、「赤糸で縫いとじられた物語」、ルイス・キャロル詩集、「憂鬱なモモ子」、ペーパームーンインタビューは、ピエール・カルダン氏、「あんりとぱうろ~」は映画の好きな人集まれの巻、落合恵子さんのインタビューは、青山にあるフランス家庭料理の店、ペーパームーン新聞は、萩尾望都さんのコミック「万華鏡」、ビートルズクイズ(とってもマニアック!)、まんが好きなおばあちゃまにお薦めを紹介してもらうという趣向の「フロプシイおばあちゃまのまんが案内」、前号に続き萩尾望都さんと伊東杏里さんの対談、「不思議商会」は‘ねこCATSの絵本、きまぐれ猫の肖像画’、また、この号から日曜版という楽しい趣向で本やレコードの紹介なども始まりました。
「わたしの美術館」はフェルメールの〈デルフト風景〉、「お菓子の時間」はアップルパイに思いをこめて。
お待ちかねの「ガラスの城」では、寺山氏が考案したゲームの紹介(敵のキングではなく、相手の奥さまをとった方が勝ちという‘密通チェス’、迷宮双六など)、少女たちの投稿詩、パリの古本屋さんで買った本から紹介してくれる‘少女のためのまじない百科’や魔術のポスターなど、不思議に親密な楽しい雰囲気となっています♪
他、「宝石博物館」はオパール、萩原朔美氏の「わたしのカーテン・コール」は歌姫ジャニス・ジョプリン嬢について!、旅行記は「ボンからの手紙」、常盤新平さんがニューヨークから街の話題を送る‘ようこそミス・ニューヨーカー’は沢渡朔さんの写真で、海外小説はサリー・ベンソン女史の「ジュニア・ミス」シリーズから、etc... 充実の内容となっていますよ♪
新書館
昭和51年12月初版 / 30×21 / 96p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜ef11-4 ]
特集は「おくりもの辞典、アラビアン・ナイトの不思議な旅」。
目にも楽しく紹介文も小粋に、アルファベット順に紹介される「おくりもの辞典」、岸田理生さんの「テヘラン旅行記」など。
そして連載として、「赤糸で縫いとじられた物語」、ルイス・キャロル詩集、「憂鬱なモモ子」、「あんりとぱうろ~」はクリスマスパーティーの巻、ペーパームーンインタビューは、ルネ・クレマン監督の映画〈禁じられた遊び〉で子役として抜てきされたことでも知られるブリジット・フォッセイ嬢、落合恵子さんのインタビューは、スウェーデン料理~クリスマスのお料理を中心に紹介されています。
「わたしの美術館」はフラ・アンジェリコ〈星の聖母〉、「お菓子の時間」はやっぱりクリスマスケーキ!~白い天使、ペーパームーン新聞は、さだまさしさんインタビュー、フロプシイおばあちゃまのまんが案内、 クローズアップは大島弓子さんの『雨の音がきこえる』など。
お待ちかねの「ガラスの城」では、萩尾望都さん・竹宮恵子さんが創っていた同人雑誌の紹介、投稿詩や読者お手製の詩集の紹介、寺山修司氏がペルシアの古本屋さんで買った珍しい詩集の紹介、また、「不思議屋敷の人々」という寺山氏の“自慢のコレクション”を紹介してくれるコーナーが始まりました~今回は少女人形師‘レミ’に創ってもらったという人形や不思議な壁かざりなど!なお、寺山氏は‘少女の映画会’というのを催していたようで、毎回告知があるのですが、今回は特に豪華!~“Aプロが宇野亜喜良のファンタジー「白い祭」、沢渡朔 「杏梨と小夜子3・3・74」、大林宣彦「いつか見たドラキュラ」。Bプロがジャン・ジュネ「愛の詩」、寺山修司「迷宮譚」、桂宏平「うたかたの恋」”とのこと!
他、「宝石博物館」はダイヤモンド、つかこうへい氏の「わたしのカーテン・コール」はビートルズについての“気軽なおしゃべり”、旅行記は「ストックホルムからの手紙」、etc... 全体的にクリスマスモードで華やいだ雰囲気となっていますよ♪
新書館
昭和52年4月初版 / 30×21 / 96p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜ef11-5 ]
特集は「日曜日=あなたに何がおこるか?」。
松任谷国子さんが紹介するベルギーののみの市、酒井チエさんの日曜日の過ごし方(お料理レシピも♪)、岸田理生さんが案内する「よこはま・めるへん・とらべる〈赤い靴〉」、パリジェンヌの日曜日として映画女優でもあるシェルパ・レーン嬢の過ごし方、“不眠症の猫がつくった”「日曜日小辞典」など。
そして連載として「赤糸で縫いとじられた物語」、「憂鬱なモモ子」、ペーパームーンインタビューは、モデルのマヌカン・マリーズ嬢、ペーパームーン新聞は、「探偵たちの肖像画」として4人の有名な独身男性探偵たちの身上調査書(ユニークな探偵小説案内です☆)、フロプシイおばあちゃまのまんが案内、クローズアップは倉多江美の世界、もちろん日曜版も充実です♪
「あんりとぱうろ~」は恐怖の日曜日の巻、落合恵子さんのインタビューはスイス料理、「わたしの美術館」はエル・グレコ、「お菓子の時間」はレアチーズケーキ、なお、この号からキャロル氏の連載は「子供部屋のアリス」になっています。
お待ちかねの「ガラスの城」では、読者から贈られた変わった消しゴムコレクション(ところどころ言葉が抜けた“消しゴムで消えてしまった詩”を完成させる宿題がでています~楽しい詩にはごほうびがもらえるとのこと!優秀作はNO.7に載っていますが、なにがもらえたんでしょう!? )、「不思議屋敷の人々」では、猫の絵本が紹介、もちろん少女による投稿詩、‘少女のためのまじない百科’など毎号のお約束コーナーも充実しています♪
他、「想い出の少女絵倶楽部」では、ぬりえきいちとして一世を風靡した蔦谷喜一さんの紹介、高橋睦郎氏の「ギリシャ神話の旅から」、さだまさしさんの「私的ポール・サイモン―恋人と別れる50の方法」(S&Gファン必見!)、 海外小説はW・サローヤン氏の『素敵じゃない』、荻原朔美氏の「ぼくの部屋から」、etc... 充実の内容となっていますよ♪
新書館
昭和52年6月初版 / 30×21 / 96p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜ef11-6 ]
特集は「センチメンタル・ジャーニー神戸」。
岸田理生さんが案内する神戸特集(イラスト*林静一さん)は写真も充実♪また、スタイリストの高橋靖子さんが出掛けるパラオ島の紹介もあります。
そして連載として、「赤糸で縫いとじられた物語」、「子供部屋のアリス」、「憂鬱なモモ子」、ペーパームーンインタビューは、映画俳優のミシェル・ピッコリ氏、ペーパームーン新聞は、フロプシイおばあちゃまのまんが案内、クローズアップは山岸涼子さんの『アラベスク』、「あんりとぱうろ~」はけんかのあとは口づけの巻、「わたしの美術館」は、中部フランスのロマネスク教会、落合恵子さんのインタビューはドイツ料理、「お菓子の時間」はシュークリームとなっています。
お待ちかねの「ガラスの城」では、密通チェスですっかり“ゲーム作りに熱中”してしまったという寺山修司さんの新作‘密会ドミノ’‘恋の邪魔者パズル’‘上りのない双六’が紹介!また、「不思議屋敷の人々」や「今月の美少年」では寺山氏の耽美なカメラマンぶりが発揮されています!
他、「想い出の少女絵倶楽部」では、オペラピンクのマドモアゼル達~内藤ルネの世界、さだまさしさんの「私的ジャニス・イアン」やインタビュー、探偵小説案内は、ブラックユーモアの効いたお料理ミステリィ~恋人の殺しかた教えます、また、宇野亜喜良さんの映画評「友よ静かに死ね」、高橋康也氏の書評「ルイス・キャロルの生涯」、etc... 充実の内容となっていますよ♪
新書館
昭和52年8月初版 / 30×21 / 96p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜ef11-7 ]
2号から続いていた特集が何故かこの号にはありませんが、この号から巻頭に、イメージフォト?のような写真ページのコーナーができています(ちなみにこの号はエメラルドの森の妖精)。いつも大体巻頭にある岸田理生さんレポートの「めるへんとらべる」は長崎となっています。
そして連載として、「赤糸で縫いとじられた物語」、「子供部屋のアリス」、「憂鬱なモモ子」、「あんりとぱうろ~」は夏の夜の訪問者の巻、ペーパームーン新聞は、フロプシイおばあちゃまのまんが案内、フォアレディースシリーズ「あなたのファンタジィ」選考の様子、「わたしの美術館」はギリシャ、落合恵子さんのインタビューはイタリア料理、「お菓子の時間」はゼリーとなっています。
お待ちかねの「ガラスの城」では、ロンドンの古本屋で買ってきた『絵本蒐集家の本』(エリック・クアール著)を訳した「少女の本の歴史が知りたい」、NO.5で募集していた消しゴムで書いた詩の当選作や、読者の少女による投稿詩、「不思議屋敷の人々」は読者による手製絵本の紹介、「幻想写真商会」という新コーナーでは、読者ヌードのポートレートが格調高く。
もちろん‘少女のためのまじない百科’など毎号のお約束コーナーも充実♪また、寺山氏からのメッセージや人力飛行機舎など「ガラスの城」制作に携わったスタッフの言葉なども添えられていたりして、毎号ほんとうにミニコミ感覚な親密感のある創りになっています!
他、さだまさしさんの「私的ナナ・ムスクーリ」、内田善美さんの緻密な絵と詩による~妖精王の騎士~、萩尾望都さんが立原道造氏の詩に絵を添えた「かくれんぼ詩集」、男性のための少女学入門は、文学に登場した少女たちのコレクション(洒落た読書案内となっています☆)、常盤新平氏がエスクァイアやニューヨーク・マガジンから気になった記事を紹介するSCRAP BOOK、宇野亜喜良さんの映画評「ふたりだけの森」「サスペリア」、古川圭介氏による小説・映画「ニューヨーク・ニューヨーク」の紹介、etc... 充実の内容となっていますよ♪
新書館
昭和52年10月初版 / 30×21 / 96p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜ef11-8 ]
特集は「ニューヨークに行けば愛がある」。
まずはスタイリスト・高橋靖子さんのニューヨークレポート!、青木日出夫氏による‘青空の下を3キロもつづく超大型バザーを歩いてみた’、また、植草甚一氏『ぼくのニューヨーク地図ができるまで』の紹介、古山圭介氏による1920年代ニューヨーク・トリップ、小野耕世氏によるニューヨークムービー、白石かず子さんが語る映画「ニューヨーク・ニューヨーク」、角川春樹氏の「熱っぽいマンハッタンの1か月」など。
そして連載として、「赤糸で縫いとじられた物語」、「憂鬱なモモ子」、今回はカラー別綴じで「子供部屋のアリス」、ペーパームーンインタビューは、女優アニセ・アルビナ嬢、「あんりとぱうろ~」は天はわれらを見はなしたの巻(この号からイラストは原田治さん)、「わたしの美術館」はゴーギャン、落合恵子さんのインタビューはカナダ料理(アンへの手紙も♪)、「お菓子の時間」はタルトとなっています。
お待ちかねの「ガラスの城」では、「猫の本をつくりはじめました」「不思議屋敷の人々」~寺山修司氏が旅先で集めたDON'T DISTURBの札(なんと721枚!)、‘少女のためのまじない百科’など!
他、荻原朔美氏による「びっくり!アフリカ!冒険旅行」、「黄金期の挿絵画家たち」ではE・デュラックの紹介、「想い出の少女絵倶楽部」では、お菓子の国のお嬢さん~松本かつぢの世界、宝塚「四大スターへのインタビュー」、「かくれんぼ詩集」、フォアレディースシリーズ「あなたのファンタジィ」応募作品紹介、宇野亜喜良さんによる「ハワイからの手紙」・映画評「ビリティス」etc... 充実の内容となっていますよ♪
新書館
昭和52年12月初版 / 30×21 / 104p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜ef11-9 ]
特集は「ふしぎな世界」。
アーサー・ラッカム氏によるマザーグースを寺山修司さん訳で、キャロル氏の少女への手紙、ハインリッヒ・ホフマン氏の詩をブラーケンジック氏のリトグラフで、「エッシャー・安野光雄・宇野亜喜良の不思議な絵」など。
また、SCIENCE FANTASYとして、アメリカで公開されたばかりの“STAR WARSというSF映画”についての熱狂ぶりが紹介されていたり、荒俣宏さんがアーサーラッカム氏のイラストレーションについての文章を、須永朝彦氏が澁澤龍彦氏の、岸田理生さんが坂根厳夫氏の書評を寄せていたり、諧謔に満ちた「不思議商会小辞典」があったりと、盛り沢山の内容となっています。
そして連載として「赤糸で縫いとじられた物語」「憂鬱なモモ子」、ペーパームーンインタビューは清水健太郎氏、「あんりとぱうろ~」は蛮人来たりて笛を吹くの巻、ペーパームーン新聞は、フロプシイおばあちゃまのまんが案内、フォアレディースシリーズ「あなたのファンタジィ」最終選考発表、落合恵子さんのアンへの手紙、「お菓子の時間」はジュエリーケークとウー・ア・ラ・ネージュとなっています。
お待ちかねの「ガラスの城」では、人形師マダム嶋川の紹介、竹宮恵子さんの西欧紀行、少女の投稿詩コーナー「可愛い小悪魔」、「不思議商会」では寺山氏のコレクションよりレコード珍品盤~ジョン・キャラダイン氏がポーを朗読していたり、「カリガリ博士」など無声映画に‘音’をつける実験をしたレコードなど!、紙面も増えますます充実です♪
他、さだまさしさんの「私的ジョン・デンバー」、「黄金期の挿絵画家たち」ではK・ニールセン、「かくれんぼ詩集」、独特のソフト・フォーカスで少女を撮った映画「ビリティス」の監督デビッド・ハミルトン氏と宇野亜喜良さんの対談(主演女優モナ・クリステンセン嬢へのインタビューもあります♪)etc... 充実の内容となっていますよ♪
新書館
昭和53年1月初版 / 30×21 / 104p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜ef11-10 ]
特集は「SFスペースロマン」。
「未知との遭遇」の封切り情報、少女まんがスぺオペ傑作集として萩尾望都 ・続11人いる!、竹宮恵子・地球へ…(伊東杏里さんとのSF対談も)、山田ミネコ・西の22など。
そして連載として「赤糸で縫いとじられた物語」「憂鬱なモモ子」、キャロル氏の少女への手紙、「あんりとぱうろ~」はあの帽子どうしたでせうねの巻、ペーパームーン新聞は、“内田善美のひとりごと”として近況報告、パティ・スミスのおしゃべり、「あなたのファンタジィ」の第1回入選者作品集、「わたしの美術館」はユトリロ、落合恵子さんのアンへの手紙、「お菓子の時間」は雪ふる夜のレモン・パイとなっています。
お待ちかねの「ガラスの城」では、少年愛について、「可愛い小悪魔」では読者の投稿詩、寺山氏のコレクション「不思議商会」では馬の切手、もちろん‘少女のためのまじない百科’など毎号のお約束コーナーも充実しています☆
他、特集として「猫の絵本」~山城隆一氏のネ・コラージュや対話インタビュー、ちばてつや×さだまさし青春対談、「かくれんぼ詩集」、ポール・ディヴィス氏と宇野亜喜良さんの対談、同じく宇野さんの映画評「ラスト・タイクーン」、味戸ケイコさんの絵、etc... 充実の内容となっていますよ♪
出版社品切れ または絶版 となっています >2020年5月現在
「カフェエイト」さん *著
『VEGE BOOK 3』から…ゴールデンデリシャスと赤ワインのジェラートを作ってみました♪