聖パンプキンの呪文
内田善美 *著
宇野亜喜良 *装幀
新書館
1978 初版・1979.3刷 / 25.5×18.5 / 95p
ハードカバー
[ 商品番号 N゜e2-2-1 ]
sorry... sold out
内田善美さんのイラストレーションの世界が堪能できる美しいイラスト画集.:*・゜
もちろん コミック作品も愉しめ、ショートストーリー仕立てのお話やインタビューなどもあります♪
内容を章を追ってご紹介していくと…
ノスタルジックで美しいイラスト 7葉が堪能できる「パールセピアの季節」、
シェイクスピア『夏の夜の夢』を 6葉のカラーイラストと14葉のモノクロームのイラストで堪能できる「真夏の夜の夢」(この作品には、寺山修司さんによる文章 [ 「夏の夜の夢」と内田善美 ] が添えられていて、特にモノクロのイラストに対しては “ビアズレーの従妹かと思うような” という賛辞が捧げられています.:*・゜)、
12葉のカラーイラストが堪能できる ペルシャ民話より想を得た物語絵本「翼ある天使の花嫁」、
コミック風なコマ割も用いられたカラーイラスト物語「銀色王子とりんご姫」、
少年の孤独と狂気が忌まわしいまでの美しさで描かれた コミック作品 「黒の風景」、
イラストと共に耽美なショートストーリー仕立てのお話が 4編愉しめる「枯葉色の思い出」。
巻末では、内田善美さんへのインタビュー「ヒロイック・ファンタジイを現代の眼で描きたい」も♪
また、装幀を担当された宇野亜喜良さんからも「過ぎし日の夢 ― ウチダーランド」として、とても素敵な文章が寄せられています。
どうぞご堪能ください.:*・゜
The key to the treasure is the treasure
内田さんにおいては、古風な香りこそ、新しさなのだ。 優しさとエレガンスを運ぶ風なのだ。
内田さんの絵はたしかに未来よりは過去を描いているのだが、決して幻想ではなく、それは捨てさりがたい過去であり、その画面は母親の胎内のように愛情に充ちた情景なのである。 人間たち、風景たち、物たちは愛着をもって描かれていて、まさにコレクションされた二次元の世界とも言えるだろう。
「過ぎし日の夢―ウチダーランド」より、宇野亜喜良さんの文章
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出版社品切れ または絶版 となっています >2018年6月現在