本で発見してつくってみた美味しいもの♪

ポルトガル風にんじんのポタージュ ~ 辰巳芳子さんの『あなたのために いのちを支えるスープ』より

ポルトガル風にんじんのポタージュ

辰巳芳子さん *著 『あなたのために いのちを支えるスープ』より、ポルトガル風にんじんのポタージュを作ってみました!

こちらも、7年前ぐらいから、繰り返しお世話になっているレシピ。
にんじんと、トマトと玉ねぎとにんにく、お米を鶏のブイヨンでことこと、ことことと気長~に煮込んで、ミキサーでピュレ状にし、濾して牛乳、生クリームを加えます。

ポルトガル風の所以は、お米を使うからだろうとは辰巳さんのお言葉ですが、生米から煮込むのも特徴です。ことこと煮込んだお米のやさしい甘みが加わります。

私がこのレシピで良いなあと思うのは、煮込む際のにんじんの厚み!
4~5ミリの小口切りって、意外に厚くて、柔らかく煮込むのには結構時間がかかります。でも、その時間がにんじん臭さをなくし、甘みをひきだしてくれるんだろうなと想います。

このレシピは、毎年必ず夏になると、枝で完熟したトマトを求めて楽しんでいました。
でも、数年前からでしょうか、トマトの旬は本当は春…というのが浸透してきて微妙…
未だに慣れないのは、私だけでしょうか…( ^ ^;

旬はともかく、煮込んでスープにしたりソースにするトマトは、なまじフレッシュにこだわるより、(枝での)完熟にこだわる方が美味しいなと思います。
トマト缶は、多分ほとんどが旬の時期に完熟をもいで作っていると思う(思いたい)ですが、“完熟”と銘打った商品もあります♪
青い時にもいで、流通途中で追熟したものは、生の食感を楽しむには良いですが、やっぱり風味が薄い…と思います。

このスープ、本当に美味しいんです。しみじみ、しみじみ、美味しい…。
油分がオリーブ油というところも良いのかなと思います。

お野菜を蒸し炒めする時や煮込む時に蓋にたまるお野菜の美味しい水分をお鍋に返してあげながら、じっくりことこと煮込んでみてください♪

*

覚書…
今回、トマトは缶詰(カゴメの完熟ホールトマト)
鶏のブイヨンは楽をして、マギーの無添加ブイヨンチキンを規定量の1/5程度(気休めに)
というのも、塩麹を仕込んでから、ポタージュに塩麹で旨みを付けるのにはまっていまして…お塩を塩麹にして、小さじ5程度(小さじ3は煮込む際、小さじ2は粗熱を取った後フードプロセッサーにかける際)
今の時期は濃厚なスープが良いかなと、鶏ブイヨンや牛乳はミニマムで。トマトはマックスで。
(夏は、もっとのばすことが多いです。レシピの分量に幅があるところも良いです♪)
生クリームはいただく直前に、浮き実は煮込んだにんじんを少し取り出してさいころに。

ちなみに、いつもは濾さないことも多いずぼらな私ですが、今回は濾しました。
やっぱり舌触りが全然違います♪
写真にも、カーテンが映りこんでしまうくらいつやつやでした( ^ ^ )

ポルトガル風にんじんのポタージュ

美味しいレシピ、どうもありがとうございました☆☆☆

あなたのために いのちを支えるスープ