本で発見してつくってみた美味しいもの♪

マルティニークのラム・クレープ 3種のキャラメルりんご包み ~ 『堀井和子の気ままな気ままなおかしの本』より

「英国りんごで、お菓子の会」でお出ししたお菓子です♪

『堀井和子の気ままな気ままなおかしの本』より、「マルティニークのラム・クレープ」を作って、3種類のキャラメルりんご+キャラメルソースを包んでみました♪

生地は、今回はマルティニーク産ではありませんがラム酒と、あと、ココナッツパウダーがかくし味♪
ブラウンシュガーのコクも手伝い、もっちり、しっとりとしたとても美味しいクレープです( ^ ^ )
シナモンとナツメグは、苦手な方がいらっしゃるかもしれないので、今回は入れませんでした。

今回、使ってみたのが、“クッキングアップルの王様”と誉れ高い、ブラムリーズ シードリング♪
トマトのような形がかわいらしくて、酸味が素晴らしいりんごです!

ブラムリーズ シードリングを用いる上で一番困ったのが、独特の酸味と加熱に弱い性質( ^ ^;

でも逆に、酸味と、加熱したら程なく崩れる性質は、アップルソースやアップルバターを作るのにはもってこい!
また、酸味は、日本の甘いりんごと合わせると、お互いの味を引き立ててくれるのではと思いました!

まず、ブラムリーをキャラメリゼしてソースをつくります。

そして、キャラメルソース(いつも作るグラニュー糖130gに生クリーム100mlの分量で♪)をつくって、お鍋から出した後、お鍋に残ったキャラメルソースで、皮ごと1.5センチ角に切ったスカーレットという日本のりんごをキャラメリゼ♪

また、同じく皮ごと1.5センチ角に切ったさんさという日本のりんごを普通にキャラメリゼします。

クレープの上にキャラメリゼしたブラムリーのソースを敷いてから、2種類の日本のりんごをキャラメリゼしたものを乗せて、さらに上から、キャラメルソースをかけて( ^ ^ )

スカーレットとさんさは、ちょうど旬で、アップルミュージアムさんの樹にあったので初めて使ってみたのですが、皮が赤色のスカーレットとピンク色のさんさ、とてもきれいな色合いになりました( ^ ^ )

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少し大きめにした日本のりんごのジューシーな食感、ブラムリーの甘酸っぱさとキャラメルソースが、とてもよく合います( ^ ^ )

りんごとキャラメル!なんともいえず美味しい組み合わせですよね♪
実は今回、タルトタタンを作る予定で、できそうかなと想った2種類のりんご(ブレンハイムオレンジ、ローズマリーラセット)で試してみたのですが、粉ふきいものケーキのようになってしまって( ^ ^;

でも、どうしてもキャラメルとの相性の良さを味わっていただきたくて、クレープにしてみました♪

ブラムリーズ シードリングの花:イギリス原産 2013年5月17日撮影

ブラムリーは、イギリスでは「クッキングアップルの王様」と呼ばれるほど親しまれているりんごですが、今回使ってみて思ったのは、煮崩れやすさが顕著で、意外にクッキングアップルの中でも特殊なのでは?ということです。

ただ、イギリスでは、お菓子だけでなく、豚肉に合わせるソースなどのお料理にも活用されているので、イギリスの人達にとってはこの煮崩れやすさ(+酸味)がブラムリーの一番の魅力なのかもしれません♪

また、ブラムリーは手入れも楽だそうで、とても豊かに実るのも魅力♪
日本では、今の時期に収穫されるのが一般的なようで、温暖化による気温の上昇、イギリスと日本の風土の違いなどさまざまに推測できますが、本来イギリスでは晩生種とされているのも興味深くて、ぜひ完熟ブラムリーも試してみたいです!

日本では、まだなかなかりんごをお料理のソースにという文化がなく、お菓子に使う場合も、酸味が強いのでブラムリーだけを使おうとすると難しい場合もあるかもしれませんが、甘い日本のりんごと合わせると、可能性が拡がるのかもしれないなあと思いました( ^ ^ )

会当日は、春巻き包みバージョンと、茶巾包みバージョンの2種類をつくりました♪

美味しいレシピ、どうもありがとうございました☆☆☆

覚書…
薄力粉 ドルチェ

堀井和子の気ままな気ままなおかしの本