本で発見してつくってみた美味しいもの♪

白花豆のマフィン ~ 李映林さんの『野菜いっぱい 韓国ごはん』より

白花豆のマフィン

李映林さん *著 『野菜いっぱい 韓国ごはん』より、白花豆のマフィンを作ってみました!

本文中のレシピではなく、巻末の「家族の食事のこと」というエッセイの中で紹介されていたレシピです♪

ペーストにしたお豆の分量がとても多いのに対して薄力粉は少し、お砂糖やバターも少なくて、とてもヘルシーな印象で、初めて拝見した時から作ってみたいな~と思っていました。

一応、ベーキングパウダーが入ったり、メレンゲにした卵白を加えたりするのですが、それにしても、どんな食感なのか、焼き上がりなのか、想像がつかない感じです( ^ ^;

焼き上がって、いざ食べてみると…

もぐもぐ…なにかを思い出します。なにかに似ている…

…スイートポテトです!

焼き上がりの食感はまさにスイートポテトで、意外なほど甘さもあります!
お砂糖少ないのに…お豆の甘さなのでしょうか♪

ほくほくしたお豆の旨みが存分に味わえ、ほんのりバターのコクもあって美味しいです!

ちなみに、1日めの夜は、なんだかぱさっとして甘さも焼き上がりほど感じなくなり、2日めは、スイートポテトというよりマフィンっぽさが出てきて、また1日め夜に比べしっとりもしてきましたが、甘さはそれほど感じません。
4日めまで残っていて試食できましたが、2日め同様しっとり美味しくいただけました♪

心理的なこと(焼き上がりは、甘くないと思って食べたら意外と甘かった→それ以降は意外と甘いと思って食べたからそんなに甘さを感じなかった)もあるかもしれませんが、面白い変遷を辿ったマフィンでした( ^ ^ )

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今回私が用いたのは、白花豆と同じ「白いんげん豆」の大手亡というお豆…
白いんげん豆は、身近なところでは和菓子の白餡に用いられるお豆です。

白花豆は大粒で立派!甘納豆にしても目立つ主役級のお豆で、お値段もよいです。
大手亡は長さ1cmくらいの大きさで、白花豆に比べてちいさめ、少し安価なのが嬉しい♪
今回はペースト状にしてしまうので、お手頃な大手亡にご登場いただきました( ^ ^;

ですので、正確には白花豆のマフィンではなく、「大手亡のマフィン」です( ^ ^;

大手亡は、食物繊維はもちろん、ビタミンB1と亜鉛が豊富に含まれているそうです♪

ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えてくれたり、脳の働きを活発にしてくれたり、疲労物質である乳酸の分解を促進してくれたり…別名「疲労回復ビタミン」とも呼ばれています。

亜鉛というと、牡蠣や鰻、レバーなどに多いイメージですが、不足しがちなイメージも…
でも、新陳代謝を促してくれたり、身体の酸化(活性酸素)を抑えてくれたり、インスリンを正常に保ってくれたり、身体の酵素を活性化させたり、味覚障害を防いだり…大切な栄養です!

また、白花豆、大手亡など「白いんげん豆」に共通する成分としては、炭水化物の吸収を抑制する効果があるといわれる「ファセオラミン」を多く含んでいるそうですよ。

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お豆は乾物なので、常備しておけるのも嬉しい食材です♪
育ち盛りのお子さんのおやつに、スポーツをされる方に、ダイエット中の方に!
また、亜鉛は床ずれの予防や治癒にも良いそう…やわらかいお菓子なので、高齢者の方にも美味しく召し上がっていただけると思います!

美味しいレシピ、どうもありがとうございました☆☆☆

覚書…
底5.5cmのマフィン型で、生地を10分目まで入れて7個できました♪

野菜いっぱい 韓国ごはん