「英国りんごで、お菓子の会」でお出ししたお菓子です♪
ナディーヌ・ヴォジェルさん *著 『母から娘へ フランスのレシピ』より、ファール・ブルトンを作ってみました!
一般的には、ファーブルトンと表記されることが多いでしょうか♪
フランスの北西部・ブルターニュ地方に古くから伝わる伝統菓子で、もっちりしたプリンみたいな食感とやさしい懐かしい甘さが魅力的なお菓子です( ^ ^ )
レシピは山ほどありますが、ナディーヌ・ヴォジェルさんのレシピは、ブルターニュの南に位置するカンブロンという地域でつくられているものだそう♪
型に塗るバター以外、バターを一切使わないところが変っているでしょうか。
また、牛乳のみで生クリームを使わず、しかも一般的なレシピより牛乳の分量も少ないような感じです。その代わり、卵はたっぷりです!
もっちもちの生地になりましたよ♪
焼いている途中、スフレのように高~く生地が盛り上がります!
初めての時は驚きますが、型から出てしまうということはないので、安心してくださいね( ^ ^ )
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御本のレシピでは、ドライプルーンをラム酒に漬けたものが入っていますが、今回はもちろん、英国りんごで♪
どのりんごにしようかとても迷いましたが、今回は、ローズマリーラセットを使ってみました!
ローズマリーラセットは、風味などが紅玉に似た小さめの英国りんごで、発祥の記録は1831年までさかのぼることができるという古い品種のりんご♪
ローズマリーラセットの花:イギリス原産
2012年5月7日 「いいづなアップルミュージアム」藤澤充子さん撮影
お花は、ピンク色の色付きが濃くて、とてもきれいです( ^ ^ )
りんごの色は全く赤みを帯びていないのに、お花にこんなに色が出るなんて不思議ですね!
今回、ローズマリーラセット3個をバター20gとグラニュー糖20gでキャラメリゼし、ラム酒大さじ3を入れ水分を飛ばしたものを使いました♪
ローズマリーラセットでは、タルトタタンにも挑戦してみましたが、加熱に弱く、なんだか粉吹きいもでつくったお菓子のようになってしまいましたので( ^ ^; 心配だったのですが、キャラメリゼくらいの加熱でしたら大丈夫でした。
キャラメリゼしたりんごの甘酸っぱさと、やさしい甘さでもっちもちのプリンのような食感の生地!
とてもよく合います( ^ ^ )
ローズマリーラセットは香りもとても良いりんごなので、風味もとても良かったです♪
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ちなみに、同じレシピを、12月に入ってから「ふじ」でも作ってみました!
さすがにデザートアップルの王様だけあって甘くて、もちろん美味しかったのですが、酸味の効いたローズマリーラセットで作った方が、個人的には好みでした( ^ ^ )
美味しいレシピ、どうもありがとうございました☆☆☆
覚書…
バニラビーンズは、レシピでは1本ですが(豪快!)、2分の1本入れました。
型は、内径27×18.5cmのオーバル型を使いました♪
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