食と暮らしの古本屋 eclipse plus

楽しく暮らしていた魚のきょうだいたち、でも、ある日大きな魚が“ミサイルみたいにつっこんで”きて、みんなを飲み込んでしまいます。
逃げることができたのは、みんなと違う黒い色をした、泳ぎが早い“スイミー”だけ！
きょうだいたちを失って、こわくて、さびしくて、かなしくて…海を独りさまようスイミー、一体どうなってしまうのでしょうか…！

教科書でもおなじみの、“ちいさな かしこい”スイミーのお話…クライマックスの、たくさんのちいさな魚が集まって大きな魚を形作り、スイミーが眼になって天敵を追い払うシーンがとても印象的なお話ですが、改めて読み直すと、スイミーが天涯孤独になってしまってから、海の素晴らしさに癒され、少しずつ立ち直っていくところがとても良いです♪

また、スイミーの表情が、切羽詰まって逃げる緊迫の表情、みんなを失って放心した表情、珍しい生き物に出逢った時の驚きの表情や笑顔、一所懸命考え込む表情など、とても豊かに描かれていて、単純な絵なのにすごいなあと感動してしまいます！
どうぞご堪能ください.:*・゜