ビリチスの愛の歌 恋の島レスボス

ビリチスの愛の歌 恋の島レスボス

栗田勇 *著
宇野亜喜良 *表紙・挿画
新書館
1967.12 初版 / 17×16 / 186p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜ef3-14 ]
★角背バージョンです

sorry... sold out

紀元前六世紀頃のギリシヤに、生き、恋し、愛に伴うさまざまな感情を官能的にうたい上げた美しい女流詩人・ビリチス…。
その幻の詩編が偶然発見され、フランスの象徴派詩人ピエール・ルイス氏によって翻訳されたという形をとっている元々の物語…実は、その物語の枠組み自体が、ルイス氏が創り上げた創作。
あまりに真に迫った描写の為、フランスのあるギリシャ学者が、ビリチスの実在を信じ込んでいたという逸話も残っているほど、生き生きと描かれています。

この本は、そんなビリチスの物語に、さらに栗田勇氏が‘横浜の夜’というモチーフを重ね、紡ぎ出した幻想潭。

紀元前ギリシャ・世紀末フランス・60年代日本……
ビリチスというミューズを得て繋がり合う、時空を超えた感覚は、愛と官能のイメージをさらに深く増幅させ、迷宮めいた目くるめく世界へと誘います。

ビリチスの物語から収められているのは、「処女のころ―パンフィリィの牧歌」「ビリチス伝」「女となりて―ミチレーヌへの哀歌」。

レスボスに花開いたビリチスの密やかな罪の快楽は、その特殊な愛の形を超えて、また時代を超えて、愛することを知った人の心に響く情熱と美しさを称えていますよ。

若葉色と深海のような蒼に映える宇野亜喜良さんの素敵な挿し絵は、8葉…どうぞお楽しみに!

Information

出版社品切れ または絶版 となっています >2018年7月現在

ビリティス

ビリティス

ピエール・ルイス *著
伊東杏里 *訳
宇野亜喜良 *アートディレクト
デビッド・ハミルトン *表紙・化粧扉写真
宇野亜喜良 *イラストレーション
新書館
1977.9 初版 / 17×16 / 159p
ソフトカバー
[ 商品番号 N゜ef3-94 ]

sorry... sold out

フランスの象徴派詩人ピエール・ルイス氏が空想の中で創り上げた美しい女流詩人・ビリティス…その愛の歌を、栗田勇氏に続いて伊東杏里さんが翻訳した1册です。

栗田氏の『ビリチスの愛の歌』が‘翻訳というよりも自由に、ルイスの詩をもとに、イメージをあそばせた’作品であるのに対し、こちらはルイス氏の作品を忠実に翻訳化している為、栗田氏バージョンでは省かれている詩や文章も楽しむことができます。

構成は、「パンフィリイの牧歌」「ビリティスの生涯」「ミチレーヌへの哀歌」「キプル島の短詩」。

言葉の選び方、リズムのとり方など、翻訳者によってこんなに変わるものかと驚くほど、両者の訳における違いを楽しむことができるのも面白いところです。

宇野亜喜良さんのカットは、こちらはモノクロですが、栗田氏バージョンよりふんだんに、詩を飾っています♪また、特筆すべきは、表紙・化粧扉に使われたデビッド・ハミルトン氏のフォトグラフィー!氏が監督した映画「ビリティス」より撮られたものです。
ビジュアル的にも豪華な1册となっていますよ。

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出版社品切れ または絶版 となっています >2018年7月現在

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